「百花庁」は、園中園の間取りを呈し、中央が蓮の池で、池には蓮の花、オオオニバス、ヒツジグサが広がっています。建築全体は伝統的な中国式庭園を枠組みとし、5つの展示ホールは池に沿って配置され、廊下に繋がったり、道に通じたりしています。建築物は全て白い壁、ピンク色の柱、瑠璃瓦の屋根で、その配置はまちまちでありながらも、極めて趣があります。年中または休日には、様々なテーマの展示イベントが開催されます。
「百花庁」内の廊下に沿って、ヤハズカズラ、ミツバカズラ、レンブ、ソーセージノキ、無憂樹、金花茶など100種余りの植物を鑑賞することができます。その中でも、一角を占めている「日陰植物区」は、シダ植物を主とするが、古い藤の小路石、苔で覆われた石、無制限の山水などで、特別な南国の風景を備えた立体的な絵を構築しています。廊下の隅には、我が国で有名な庭園学者である陳従周が書いた「岩塢」と廈門の書道名家である高懐所が書いた「榕蔭逭暑」の二枚の行書石刻があります。